広島市の秋葉忠利市長は23日の記者会見で、旧市民球場(中区)の跡地利用計画に基づくイメージ図や概算工事費を5月中に算出した後、議会や地元の住民、商店街に内容を提示し、合意形成を図る考えを示した。
秋葉市長は、イメージ図について「議会には特別委員会で説明したい。市民には市のホームページ(HP)を活用し、個別の団体や地域には直接話すことになる」と述べた。商店街に対しては、広島商工会議所を通じて理解を求めていく姿勢をみせた。
緑地広場を中心にイベントホールなども備えた跡地利用計画を推進するため、市は旧市民球場を解体する方針でいる。しかし、3月の市議会定例会で球場廃止条例案が否決されており、秋葉市長は「6月(定例会への)提案を検討中。結論は出ていない」とした。(野田華奈子)
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