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旧市民球場 10月めどに有終イベント
市長方針「終了後 早急に解体」

2010.7.27

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旧市民球場跡地整備のスケジュールを説明する秋葉市長

 旧広島市民球場(中区)跡地整備について、秋葉忠利市長は26日の記者会見で、「さよならイベント」を10月をめどに開いた後、早急に解体に着手する考えを示した。イベントでは、ベースなどの備品の公開オークションを企画する。

 秋葉市長は「10月ごろにイベントやインターネットでオークションをする。その後、速やかに解体に着手する」と説明。緑地広場を中心にした跡地整備は、計画通り2013年春に完成させる考えを強調した。

 市はベンチやホームベース、客席をオークションに出品することを検討している。一方で、市が保存・展示することが適当と判断した貴重な備品は、9月1日の球場閉鎖後に市公文書館に移す。

 また、秋葉市長は20年夏季五輪の招致検討で「反対意見が強い」との見方があることに対し、「財政的な問題で疑問を持っている方が多いのは事実」と述べた。ただ、その点を挙げて反対が多数と受け止めることには「短絡的だ」と異議を唱えた。

 ヒロシマ五輪をめぐっては、市は9月をめどに財政計画などを盛り込んだ基本計画を示す予定でいる。(野田華奈子)