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カープ元選手と学生チームが試合
旧市民球場の一般利用最終日

2010.8.17

 旧広島市民球場(中区)の一般利用最終日の31日、広島県内の大学生を中心につくるスポーツ応援サークル「エントランス」が、広島東洋カープの元選手と交流試合をする。9月1日に廃止される球場に感謝の思いを込めて企画した。当日は観客席から自由に見学できる。

 出場する元選手は、広島カープOB会会長の長谷部稔氏、安仁屋宗八氏、高橋里志氏、池谷公二郎氏、達川光男氏、小川達明氏の6人。元選手や元球団職員たちでつくるチームとエントランスが対戦し、長谷部氏による終球式で締めくくる。

 エントランスは、7月にあった8月分の球場利用受け付けの抽選で、最終日の当選者に決まった。記念イベントの企画を練る中、OB会に元選手の出場を打診、協力を得た。

 エントランス代表の広島修道大4年橋本沙代子さん(21)は「有名選手との交流を通じ、市民が旧球場と刻んだ歴史と復興の思いを受け継ぎたい」と話す。

 午後1時20分から開会式をした後、午後2時にプレーボールとなる。(野田華奈子)