いじめ認知5割減 島根県教委「早期察知の成果」 文部科学省が30日に公表した2008年度の問題行動調査で、島根県内の公立学校のいじめの認知件数は177件と前年度より51・2%減少した。県教委は「アンケートなどで、児童生徒の訴えを早く察知してきた成果」としている。 いじめの内容(複数回答)は「冷やかしやからかい」などが110件と最多。パソコンや携帯電話を使った「ネットいじめ」は12件。学校別では小学校63件、中学校79件、高校30件、特別支援学校5件だった。 いじめが絡んだ自殺者は0人。人口千人当たりの認知件数(国立・私立含む)は2・3件と全国平均の6・0件より少なかった。暴力行為の発生件数は304件と9・4%増えた。文科省の調査に伴い、県教委が公立学校412校の調査内容をまとめた。(河野揚) (2009.12.1)
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