広島東洋カープの地元開幕戦があった広島市民球場で五日、新球場建設を目指す「たる募金」が実施された。応援歌「Red」が流れる中、正面と三塁側入り口付近に四斗だる計七個を設置。高校生のチアリーダーたちが「それ行けカープ」に合わせて演技を披露し、球場入りするファンに協力を呼びかけた。
「元祖たる募金」でも協力したという安佐南区の森本利宣さん(71)は、孫の千葉県船橋市、山本夏生君(6つ)とお金を入れた。「この春小学校に上がる孫にとっては、初めての野球観戦。カープファンにして、新球場にも一緒に来たい」と話していた。
六日以降は、パ・リーグとの交流戦を含む残り六十六試合すべてで、試合開始時刻の二時間前から七回終了まで正面玄関付近に募金用のたるを置く。
【写真説明】
チアリーダーも繰り出した地元開幕戦でのたる募金に協力するファン
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