支援の競り 収益8割をたる募金に

05.07.12


  三次市三良坂町の三良坂中PTAと同町商工会青年部が九日夕、広島市民球場に替わる新球場建設を支援するため、家庭から集めたタオルや食器などの未使用品のオークションを開いた。
 会場は、祇園まつりでにぎわうJR三良坂駅前。住民が持ち寄った衣料品や日本酒などに加え、カープ球団事務所から提供を受けた選手のサインボールなど計約百点を競った。訪れた家族連れや若者たちは値段がつり上がるごとに歓声を上げていた。  新井貴浩選手のサインボールとカープの電気スタンドを計千六百円で競り落とした同町の中学二年前元美都さん(14)は「カープファンなのでうれしい。家に飾っておきます」と喜んでいた。
 この日の売上金は三万四千三百三十円。二割に当たる六千八百六十六円を三良坂中のクラブ活動費に充て、残りを広島市中区の新球場建設「たる募金」推進委員会に届ける。競り人を務めたPTA役員の瀬川靖夫さん(50)は「田舎でも頑張って、球場建設を応援しています」と話していた。



【写真説明】熱気に包まれた新球場建設支援のオークション


 

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