学園祭でも支援募る 筑波大の広島県人会

05.10.10


 筑波大(茨城県つくば市)の広島出身学生で組織する県人会(籔田愛優美会長)は八日―十日の学園祭で、広島市民球場に替わる新球場建設「たる募金」を繰り広げている。初日には応援歌「Red」を作詞、作曲したミュージシャン石田匠さん(32)=広島市佐伯区出身=も駆け付け、ライブ演奏で盛り上げた。

 五月の宿舎(寮)祭に続いて二回目の募金。たるとのぼりは、県人会が運営する広島風お好み焼き屋台の近くや特産品を並べた展示室に設置し、協力を呼び掛けた。「Red」のCDも販売。学生新聞の取材を受けた。

 古里・広島への愛着を持ち続けながら、首都圏で情報発信を―と設立された県人会は今年で二十周年を迎え、四年の細川俊哉さん(22)=三次市出身=を委員長に、記念行事の企画実行委員会を結成。広島で盛り上がっている新球場建設運動と連携して機運をさらに高めるため、宿舎祭と学園祭での募金を決めた。

 八日夜には、つくば市内のホテルで二十周年の記念式典を開催。細川さんら現役メンバーや卒業生、ここでもステージに立って応援歌を披露した石田さんは、来シーズンは監督が代わって新たなスタートを切る広島カープの快進撃を願い、気勢を上げた。




【写真説明】学生新聞記者(右端)の取材を受けながら、たる募金を呼び掛ける筑波大広島県人会の学生
 

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