栗原・大竹選手 1億円突破へ「協力を」

05.10.31


 広島東洋カープの栗原健太内野手(23)と大竹寛投手(22)が三十日、広島市安佐南区の「ゆめタウン祇園」でサイン会を開き、新球場建設を目指す「たる募金」への協力を呼び掛けた。

 午前と午後の二回、各百人限定で開いた。ファンたちは持参した色紙や帽子にサインをもらった後、たるに釣り銭などを入れた。近くの小学三年小島優季君(8つ)は「新球場で活躍する選手を早く見たい」と、色紙をうれしそうに抱いていた。

 地元マスコミ十二社・団体を軸とする「広島新球場建設たる募金共同キャンペーン」は十一月一日に終わる。報道で知った同店食品部の岡野俊雄次長が「最後の一踏ん張り」と、球団に選手の派遣を要請して実現した。

 報道があった二十五日からこの日までに、「広島・ドミニカ共和国友好親善促進実行委員会」など二十二団体から集計がキャンペーン事務局に寄せられ、総額は九千六百二十七万四千三百三十三円。目標の一億円突破目前となった。大竹投手は「感謝の気持ちでいっぱい」、栗原内野手は「グラウンド外でもファンとふれあい、期待に応えたい」と話していた。




【写真説明】栗原選手(手前)と大竹選手のサインをもらい、たるに募金するファンたち
 

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