早稲田大学園祭で呼び掛け

05.11.7


 広島県出身の早稲田大生が中心になって、結成している広島学生稲門会(幸田新一幹事長)は五、六の両日、同大の学園祭に合わせ、東京・新宿区のキャンパスで新球場建設「たる募金」を繰り広げた。広島でのキャンペーンは閉幕したが、初夏から練ってきた企画を実現させた。

 稲門会が運営する広島風お好み焼き屋台の近くにたるを設置。赤いTシャツを着た会員が支援を呼び掛けた。例年、二日間で十五万人以上が来場するといわれ、にぎわう構内に協力を求める声が響いた。

 今年五月、筑波大(茨城県つくば市)の広島県人会が宿舎祭で実施したのをきっかけに、早稲田大一年の山中佑太さん(20)=広島市中区出身=たちが準備を進めた。六日には、筑波大の学生七人も応援に駆け付けた。

 山中さんは「活動を通じ、結束が強まった。稲門会の会員を県外出身者や他大学の学生にも広げたい」と張り切っている。(増谷ェ)




【写真説明】早稲田大の学園祭で、たる募金を呼び掛ける稲門会の学生たち
 

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