1億2000万円に ファン感謝デーで市長に手渡し

05.11.21


 広島東洋カープの本拠地、広島市民球場(中区)に替わる新球場建設を目指す「広島新球場建設たる募金共同キャンペーン」は、募金総額が一億二千万円を突破する見込みとなった。スタートから丸一年。寄せられた熱い思いは二十三日、市民球場で開く「2005カープファン感謝デー」で、秋葉忠利広島市長に手渡される。

 たる募金は地元マスコミ十二社・団体で構成する推進委員会が核となり、昨年十一月二十日に始まった。広島県内を中心に、たるや募金箱が千二百カ所以上に設置された。運動は世代を超えた共感を得ながら、全国に広がった。

 募金総額は目標の一億円を超え、集計済み分で約一億千八百四十七万円。広島銀行、もみじ銀行、広島信用金庫、郵便局の専用口座を二十二日に閉じ、最終集計する。

 キャンペーンに後押しされる形で広島市、県、経済界も共同歩調をとり、新球場建設構想は前進した。市がJR東広島駅貨物ヤード跡地(南区)に建設する形で、二〇〇九年春、「夢の器」は完成する。(下山克彦)




 

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