原爆慰霊碑めぐりで「声なき声」学ぶ

'00/8/6

 広島市中区の平和記念公園内の慰霊碑などを回り、五十五年前の 惨禍を振り返る「原爆遺跡・軍都広島フィールドワーク」が五日あ った。市民グループ「ヒロシマの今から過去を見て回る会」(藤井 純子代表)の主催。県外から訪れた親子連れや職場グループなどの 約五十人が参加した。

 参加者は原爆ドーム前を出発。英語力を生かして外国人観光客に も案内をしている中区土橋町の無職三宅常彦さん(85)が案内役とな り、「一瞬で広島の街は崩壊した」などと原爆の惨状を話しながら 原爆供養塔や被爆建物のレストハウス、原爆の子の像など約十カ所 を回って説明。「慰霊碑は声なき声で戦争の残酷さを訴えている」 と話した。

 母親と一緒に初めて広島を訪れた長野県上伊那郡飯島町の小学五 年高橋径君(10)は「一度にこれだけたくさんの人が亡くなるなんて 信じられない」と、メモを取りながら三宅さんの話に聞き入ってい た。


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