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 原爆資料館、今夏50周年 (2005.06.27) 
▽ヒロシマ発信 歩みたどる

広島の復興期に建設され、開館を翌日に控えた原爆資料館の内部(1955年8月23日撮影)
 広島市中区の平和記念公園にある原爆資料館は今夏、開館五十周年を迎える。それを記念し、七月十一日から企画展「廃虚の中に立ち上がる― 平和記念資料館とヒロシマの歩み」を開く。資料館は一九五五年八月六日に完成、二十四日に開館し、被爆の実態を伝える資料を収集、国内外に発信してきた。その活動を約三百三十点の資料で紹介する。無料。十二月十八日まで。

 原爆資料館(市の条例に基づく名称は広島平和記念資料館)は、爆心地跡の公園全体を手掛けた丹下健三氏が設計した。初代館長の長岡省吾氏が被爆翌日から焼け跡を歩いて集めた瓦や岩石、原爆犠牲者の遺族が提供した形見など、収蔵資料は現在約一万九千点を数える。うち四百二十点を常設展示。入館者は七九年度から年間百万人台で推移し、累計は五月末で五千三百一万三千余人に達した。九九年からはインターネットによる収蔵資料や平和関連文献などの情報発信にも取り組む。

 開館五十年の節目を迎える中、被爆者の平均年齢は市在住者で七二・八歳となり、体験継承への残された時間も少ない。被爆の実態を世代を超えて、原爆投下をめぐる歴史認識が違う米国や中国、韓国にもどう伝えていくか。難しく重い課題に直面している。
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