子どもたちの笑顔あふれる未来を―。満面の笑みを浮かべた国内外の子どもをプリントした傘120本が1日、広島市中区の原爆ドーム前で一斉に開かれた。8月6日を前に、平和な世界と核兵器廃絶実現を訴えた。
笑顔の主は、地震や津波の被害を受けた中国・四川省やインドネシア・アチェ州、神戸市に住む。災害などによる絶望の中でも、希望を持ってほしいとNPO法人メリープロジェクト(東京)が企画、現地を訪れて撮影を重ねてきた。
呼び掛けに応じた広島市内の大学や専門学校の学生たちが1本ずつ持ち、平和記念公園の原爆慰霊碑前や元安川岸でも開いた。(二井理江)
【写真説明】各国の子どもの笑顔の傘。原爆ドーム前で一斉に開いた
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