中国新聞


寄贈本1500冊並ぶ「読書広場」完成
廿日市・大野西小


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読書広場の完成を祝うセレモニー

 廿日市市の大野西小に17日、地域住民も自由に利用できる「みんなの読書広場」が完成し、オープニングセレモニーがあった。地域から寄贈された遊休本を並べ、本を通じて地域とのきずなを深める。

 広場は、財団法人渋谷育英会(福山市)の助成を受け、校舎2階の多目的ホール(約100平方メートル)を活用して整備した。PTAや住民から家庭で眠っている本を募り、幼児から大人向けまでの約1500冊を集めた。

 地域住民でつくる学校支援地域本部が本の管理などにあたり、地域住民も自由に利用できる。

 この日のセレモニーには、児童代表や関係者約80人が出席した。県立広島工業高(広島市南区)の生徒がボランティアで制作した高さ2メートル、幅3・6メートルの本棚などを除幕。6年の藤井拓実君(11)が「ここでいろんな本を自由に読めるのが楽しみです」とあいさつした。

(2009.12.18)

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