中国新聞


講座充実で子育て支援
廿日市市、夏からサポートブックなど


 廿日市市は子育て支援講座の充実に取り組む。サポートブック活用講座や、親同士が語り合う「ノーバディーズ・パーフェクト(NP)」講座などを開き、子育ての悩み解消に役立ててもらう。

 親子が互いの気持ちや思いを書き込む絵本サポートブックの活用講座は、就学前の子どもの親を対象とする。7月ごろから順次、廿日市、佐伯、大野の3地域で開催する。

 NPは「完ぺきな親なんていない」との意味で、講座は0〜5歳児の親を対象とする。9、10月に数回のコースを予定。子育て支援団体メンバーを進行役とし、グループに分かれて親同士が悩みや体験を語り合う。

 これまで市民向けに開いていた「ワーク・ライフ・バランス講演会」を企業向けに開催し、雇用側にも仕事と子育ての両立について考えてもらう。

 事業は、市が昨年3月に策定した子育て支援行動計画に基づき実施。来年4月をめどに子育て専用ホームページも開設する。市民検討会で内容を話し合い、子どもの年齢に応じた支援策などの情報を掲載する。(山本秀人)

(2010.5.14)

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