中国新聞


空き家利用で育児サポート 周南に拠点開設
授乳室備え保育士も


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民家に開設された支援センターを訪れ、畳の部屋でくつろぐ利用者

 周南市が同市城ケ丘2丁目の空き民家に地域子育て支援センター「みんなのおうち 城ケ丘」を開設した。同市が民家を活用して育児のサポート拠点を設けるのは初めて。28日にお披露目式があり、約30人が出席した。

 センターは木造2階建て。1階部分に親が交流したり子どもを遊ばせたりするスペース(12畳)、授乳室(4畳半)、事務室兼相談室などを備える。

 火曜、木曜、金曜の午前9時〜午後3時に開所し、保育士2人を含むスタッフ3人が地元や近隣からの利用者の相談を受けたり、助言したりする。

 市の委託を受けて運営する社会福祉法人共楽園(同市)の安江央水(ひろみ)理事長は「ヨガ教室なども開き、お母さんも楽しめる空間にしたい」と説明。下松市南花岡の主婦長弘靖子さん(36)は「おじいちゃんとおばあちゃんの家に来たような温かい雰囲気」と喜んでいた。

 同市の地域子育て支援センターは11カ所目。他の10カ所は保育園や公共施設に併設している。(神田真臣)

(2010.9.29)

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