中国新聞


中高一貫化目指し理解訴え
神石高原町で推進協が講演会


 広島県神石高原町小畠の三和公民館で11日夜、中高一貫教育講演会があった。教育関係者でつくる「町連携型中高一貫教育推進協議会」が主催し、約130人が参加。県立油木高の存続に向けて、2014年度に町立中学との一貫教育化を目指す町教委の方針を説明した。

 協議会の山本剛久委員長は「少子高齢化の波に洗われる町でも、子どもは大きな夢を持って生きる権利がある」とあいさつした。

 県教委が策定する14年度以降の県立高再編整備基本計画で、同高が一貫教育校の指定を受けるには、町内からの進学者を増やすことや地域の広範な支援が必要なことを担当者が説明。町ぐるみの支援会議を11月11日に設立する計画を発表した。

 続いて元NHKアナウンサーで広島経済大教授の中村克洋さんが講演。アナウンサーの夢をかなえ、活躍した経験を踏まえて「思えば成る。目標を持ち、可能性を引き出すことができる環境づくりが大切だ」と語った。(伊藤敬子)

(2011.10.13)


【関連記事】
町を挙げ「中高一貫」推進 神石高原町教委が来月、支援会議設立 (2011.11.8)
三和・高蓋・二幸小、まず統合 神石高原町教委が学校再編へ (2011.2.27)
神石高原町、2中学に再編 14年度内に教委が決定 (2011.9.28)
県立広島中・高 特色じわり 中高一貫で今春の国公立大合格率60.7% (2010.4.5)
市立7高に新ビジョン 中等教育学校移行や委員会設置 広島市教委 (2010.4.14)



子育てのページTOPへ