中国新聞


高宮3小で合同授業へ
2012年度 4年生対象に巡回交流学習


 小学校再編計画を進めている安芸高田市教委は、将来の1校への統合を描く高宮町内の3小学校について、来年度から4年生の巡回交流学習(合同授業)を始める。まず11月に、川根小で試行する。19日夜、川根小であった学校再編説明会で示した。

 市教委によると、町内の川根、船佐、来原の3小学校の4年生(本年度は計28人)を対象に、1学期に1回実施する。3校の4年生が1校に集まり合同で授業を受ける。

 各校持ち回りで実施する。児童や保護者に好評の場合、回数を増やすことも検討する。市教委は、児童の学習意欲向上や、進学後に学校になじめぬ中一ギャップの解消などの効果を期待している。

 巡回交流学習は7月に川根小であった学校再編説明会で、保護者が宮城県宮古市の小規模校の「集合学習」の例を基に提言。これを受け、市教委が学校再編案と並行し、試行プランを練った。(椎木一郎)

(2011.10.21)


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