中国新聞


島根県内公立中、8割超が柔道
4月から武道必修化


 学習指導要領の改定に伴い4月から始まる武道必修化について、県内公立中102校の8割以上が柔道を選択することが県教委のまとめで分かった。

 内訳は柔道87校、剣道13校、少林寺拳法1校、1年時柔道で2、3年時剣道が1校。新たに武道を取り入れる8校は、いずれも柔道を選んだ。

 柔道に偏ったことについて、県教委は「剣道の防具に比べ柔道着が安く済むことも一因では」と分析。剣道は「古くから盛んな地域では選ばれているが、新たに防具をそろえるのは予算的に大きな負担で、敬遠されたのかもしれない」とみている。

 県教委は30年以上前から教員向けに柔道・剣道講習会を実施。柔道・剣道を指導できる教員が多いため、大半の中学では既に武道を取り入れており、多くは履修継続となる。(土井誠一)

(2012.3.8)


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