中国新聞


竹原市の小中13校に電子黒板39台配備
2012年度から


   

photo
電子黒板を使い授業をする有松教諭(奥)

 竹原市は2012年度、画像や動画再生もできる電子黒板39台を市立学校計13校に配備する。小学校は追加配備で中学校は初。教育現場での情報通信技術(ICT)活用を進め、学力向上を目指す。

 内訳は、中通小(下野町)を除く小学校9校に計20台、中学校全4校に計19台。小学校は5、6年の教室で補助黒板として使う。中学校は市がICT研究校に指定している竹原中の全13教室に置き、他の3校には2台ずつ導入する。2012年度一般会計当初予算案に関連費用288万円を計上している。

 電子黒板は60インチで、卓上で接写できるカメラと操作用パソコンを一緒に配備する。パソコンと連動させて文字を書き込んだり、図やグラフを瞬時に表示したりできる。過去の板書も再表示できる。

 市は09年、小学校全10校に各1台配備しており計49台になる。中通小には文部科学省の事業で導入した6台を含む計7台あり、今回は配備しない。

 中通小6年の担任で授業で活用している有松浩司教諭(32)は「視覚に訴えるので子どもも理解しやすい」と話している。(山下悟史)

(2012.3.14)


【関連記事】
小型PCで授業効率化 佐伯区の藤の木小、11月から (2010.9.15)
学力アップへIT授業 広島県内、広がる試み (2009.11.9)
児童用パソコン倍増 府中町教委、全員に1台ずつ (2010.3.4)



子育てのページTOPへ