中国新聞


広島と庄原に子育て支援拠点、広島県が新設へ
買い物途中に利用


 広島県は、子どもを預かったり親子で休憩できるスペースを提供したりする「子育てサポートステーション」を広島市中区と庄原市に新設する。いずれも保育事業を手掛ける企業に運営を委託する。広島市中心部への開設は初めてで、買い物で繁華街を訪れた親子の利用を見込んでいる。

 中区には6日、立町の立町ウィングビル5階に「エポカキッズ」がオープン。庄原市には今月下旬〜6月上旬に庄原ショッピングセンタージョイフルnagae内に「あいあいキッズ」を開設する。

 エポカキッズは「エポカケアサービス」(中区)、あいあいキッズは「アイグラン」(同)がそれぞれ年間2700万円で県から運営を受託。買い物途中の親子が休憩できるスペースを開放し、保育士などが子育て相談に無料で応じる。

 一時預かりは生後2カ月〜未就学児が対象で、最長3時間まで。30分当たり300〜350円で利用できる。

 県はステーションの設置を2010年から順次進めている。廿日市市や福山市など6カ所にあり、昨年度は計約13万人が利用した。県こども家庭課は「買い物途中に気軽に立ち寄ってほしい」と話している。(門戸隆彦)

(2012.5.3)


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