中国新聞


保護者が生徒に読み語り
三原一中でチーム結成


   

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生徒に披露する本を選ぶ三宅さん(右から2人目)たち

 三原市糸崎の第一中の保護者が、生徒に本の読み語りをする読書ボランティアチームを結成した。「生徒に本の魅力を広めたい」と意気込んでいる。

 生徒と卒業生の保護者7人で4月に発足。初の活動として同月27日、10分間の朝読書の時間に全クラスを訪問し、生徒にエッセーや民話などを披露した。今後も月1回ペースで続ける。

 学校側が「朝読書の時間をさらに有意義にしたい」と2011年末、市内の読み語りボランティアグループに所属する三宅美智子さん(46)に相談。三宅さんがチーム結成を提案した。「中学校での読書活動は小学校と比べて少ない。多くの本に触れ、想像力を伸ばしてほしい」と願う。

 今後は他の保護者にも協力を呼び掛け、訪問回数を増やすことを目指す。赤羽敬校長は「グループの助言を参考に、読書環境や図書室の蔵書をさらに充実させたい」と期待している。(和泉恵太)

(2012.5.22)


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