中国新聞


子どもに自然の遊び場を 笠岡のNPO、夏休みにパーク開設
相手役のサポーター募る


 子育て支援に取り組むNPO法人子ども劇場笠岡センター(笠岡市)は夏休みなどの長期休暇中、子どもたちの楽しむ場となる「あそびパーク」を8月に設ける。子どもを預かるのでなく、同パークのサポーターが一緒に遊び、成長を応援。同センターは事業開始へサポーター養成講座の受講生を募っている。

 岡山県の「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」で、子どもが自然の中で自由に遊ぶ場を同パークとして設定。鬼ごっこや基地づくりなど自主的な感性で遊ばせる。8月4日に、同市十一番町の緑道公園でスタート。盆を除く夏休み、年末年始を除く冬休みの平日に毎日実施し、場所の変更も検討する。

 同パークでは子どもを預かるという発想ではなく、参加は自己責任とする。希望者は登録し、保険料200円を払う。遊びの相手を務めるサポーターは時給制とし、1日3人態勢で対応する。

 サポーターは高校生以上で、同センターの養成講座受講が条件。講座は無料で7月8日から28日まで4度開き、遊びの基礎知識や技術、救急法などを学ぶ。同パーク開設の8月4日には実地研修で体験。修了者も登録する。

 同センターの宇野理事長は「安心安全に遊べて、子どもたちが生きていくための力を身に付ける場にもしたい」と望む。電話0865(63)4955。(谷本和久)

(2012.7.5)


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