中国新聞


小児・形成2外科を新設 尾道市民病院が10月から
医療充実と子育て支援図る


 尾道市民病院(同市新高山)は10月、小児外科と形成外科を新設する。地域医療の充実と子育て支援を図る狙い。形成外科は尾道地区で初の設置となる。

 小児外科は、市民病院と公立みつぎ総合病院を統括する青山興司・事業管理者が専門医として診療する。これまで手術を伴う患者はJA尾道総合病院や市外の病院で対応していた。形成外科は新たに非常勤医師を1人確保する。両科とも診療日などは今後詰める。

 山田朋彌事務部長は「専門的な医療を身近で受けることができ、市民に安心感を持ってもらえる」と期待する。市は9月4日に開会予定の市議会定例会で新設のための条例改正案を提案する。市民病院の診療科数は2科増えて25科となる。(渡辺裕明)

(2012.8.24)


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