中国新聞


親子交流へ社員寮開放
岡山・玉野の企業


   

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ミクニハウスで子育ての悩みなどを話し合う母親たち

 三井造船玉野事業所の協力企業・三国工業(岡山県玉野市)は、社員寮として利用していた「雄飛寮」(同)を親子の交流スペース「こどもミクニハウス」として開放している。

 三宅照正社長によると、雄飛寮は木造2階建て。30〜40年前に社員寮として建設された。近年は外国人研修生らが滞在していたが、昨年3月ごろから全て空き室となっていた。

 「社員の子どもや地域の子どもたちが集まり、一緒に遊べる場を」と企画。畳を張り替え、おもちゃを用意するなどして、このほど和室2部屋とキッチンスペースを交流の場として開放し始めた。

 11月29日には子育ての助言などを行う地域の「家庭教育支援チーム」と市教委がワークショップを開催。親子約10人が参加し、母親らが子育ての悩みやストレス解消法などを話した。

 三宅社長は「ミクニハウスに集まることで、母親同士も情報を交換したり、悩みを相談し合ったりしてほしい」としている。

(2012.12.2)


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