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体育館の芝敷設が完了
島根・川本の高校野球部向けに改修


   

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改修が終わった川本町民体育館

 島根県川本町が進めていた町民体育館(同町川本)の改修が終わった。人工芝を敷いてマウンドを設置。町内の島根中央高野球部の室内練習場や、町民の交流の場として活用する。

 体育館(鉄骨平屋890平方メートル)のアリーナ部分(530平方メートル)の木製床を剥ぎ、砂やシートの上に人工芝(長さ1・5センチ)を敷いた。3人が同時に投げられるマウンドも設けた。人工芝は、プロ野球広島東洋カープの大野屋内総合練習場(廿日市市)と同じ種類という。壁にネットを張り、照明も一新した。

 事業費は2800万円。7日の検査後、使用を始める。

 築55年と老朽化した体育館の活用と、高校の支援を目的に改修。同校の三上昭憲校長は「充実した設備で本当にありがたい」。町教委教育課の谷川賢治課長は「高校生以外も、世代を超えてスポーツを楽しめる場にしたい」としている。(黒田健太郎)

(2013.1.6)


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