中国新聞


牛田の子育てママに交流の場
地元サークル集会所に楽器や遊具


   

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音楽に合わせて鈴を鳴らしたり太鼓を叩いたりする親子連れ

 広島市東区牛田地区の子育て支援サークル「牛田きらきら親子ひろば」が、楽器や遊具を購入し、27日、拠点の牛田集会所で披露した。日本生命財団(大阪市)の助成金でそろえた。集会所に保管し、月3回の活動日に使ったり、他団体に貸し出したりする。

 購入したのは室内向けの滑り台やシーソー、電子ピアノ、太鼓、鈴など。早速、集まった約40人の親子に遊んでもらった。

 サークルは地区の主婦たちが2005年に結成し、3歳以下の子どもと母親に遊びの場を提供してきた。10年に地元で幼い姉弟が母親に殺される事件が起きたことを受け、母親の孤立を防ごうと、活動日に合わせて自由参加型のランチ交流会を企画。月2回だった活動日は、ことし4月から3回にした。

 同財団は、子どもの健全育成を目的とする助成の対象として本年度は県内で6団体を選定。同サークルには49万円が贈られた。代表の沢田及子さん(44)は「今後も母親同士が交流しながら子育てできる環境を提供したい」と意気込んでいる。(根石大輔)

(2013.6.28)


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