中国新聞


上関中校舎建て替えへ
9月着工 英語の特別教室設置


   

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新設する上関中校舎(奥)のイメージ図

 山口県上関町は同町長島の上関中の校舎を43年ぶりに建て替える。耐震強度が足りず、傷みも激しかった。体育館は解体し、隣接の上関小の体育館を利用する予定。同町には上関中、上関小、祝島小があり、計7棟の耐震化率は57・1%で県内最低だった。建て替えで80%超に改善される。

 運動場の一角に新設する校舎は鉄筋2階建て延べ2314平方メートル。来月に着工し、来年9月に使用を始める予定という。英語の特別教室を設け、上関小の授業にも利用するなど小、中一体の教育を充実させる。

 総事業費は約4億5千万円。国庫補助を除いた町の実質負担は約2億7千万円。鉄筋4階建ての現校舎と体育館は2015年度中に解体する。建て替え後は、耐震基準を満たさないのは築60年の祝島小校舎だけとなる。

 町教委の山下克巳総務係長は「安全性を高め、児童・生徒や教師間の交流を深めたい」と話している。(井上龍太郎)

(2013.8.25)


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