中国新聞


生徒の両親が再発防止要望
廿日市の中3死亡


 廿日市市の市立中学3年の女子生徒(14)が5月に亡くなった問題で17日、生徒の両親が死亡前後の学校などの対応の疑問点を挙げ、再発防止を求める要望書を、広島県教委と市教委に提出した。

 文書はA4判5枚。女子生徒が2月、教諭にいじめについて訴えたケースを挙げ、「思いを受け止めてもらえなかった。学校はいじめへの認識が不足しており、校長の指導力不足」と指摘した。市教委には、部活動に関する資料の開示などを要望した。

 外部の有識者たちでつくる調査委員会は20日に最終会合を開き、後日、市教委に報告書を提出する。両親は「結果が出る前に思いを伝えたかった。問題点を十分に明らかにしてもらいたい」と話している。

(2013.10.18)


【関連記事】
いじめ影響を記載へ 廿日市の中3死亡 調査委 最終報告で調整 (2013.10.17)
生徒メモ3カ月放置 廿日市の中3死亡 市教委調査委への提出遅れ (2013.9.15)
「口止め」保護者に不満 廿日市の中3死亡 (2013.9.10)
調査委もいじめ認定 廿日市の中3死亡 「女子生徒に大きな影響」 (2013.9.3)



子育てのページTOPへ