広島県内の被害総額133億に拡大

'99/7/3 朝刊

家屋3896棟 河川は785カ所

 集中豪雨による県内の被害は二日、調査が進むにつれてさらに拡 大した。全壊・損壊や床上・床下浸水を含めた家屋被害は三千八百 九十六棟に上り、道路・河川など公共施設や農林漁業への被害額は 約百三十三億七千万円に達した。

 家屋への被害は、全壊が新たに広島市安佐南区や廿日市市で各四 棟が確認されるなど七十九棟に増え、半壊・一部破損は二百十四 棟。床上浸水は五百二十一棟、床下浸水は三千八十二棟に上ってい る。

 公共施設の被害は、河川が七百八十五カ所・四十二億円、道路が 五百四十九カ所・二十二億円など。農業関係は、農地の冠水やため 池・水路の破損など千九百三十カ所・二十八億六千万円などとなっ ている。

 学校は二日、加計高校など五校が休校し、小・中・高校合わせて 三十八校が授業開始の繰り下げ、途中打ち切りをした。


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