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'13/12/2

良い来年願って「笑い講」



 防府市の無形民俗文化財で、豪快に笑って今年のつらい出来事を忘れる奇祭「笑い講」が1日、同市台道の小俣地区であった。今年の当番の農業田村英夫さん(71)宅に約20人が集い、「わーはっはっはっ」と大笑いした。

 紋付きはかま姿の参加者は、神事後の酒宴で酔いが回ったころ、2人一組でサカキを手に大笑い。息が合わないと、審判役の内田弘さん(81)がやり直しを命じた。最後は接客役の男性4人も含めて全員で笑い、来年が良い年となるよう願った。

 「笑い講」は鎌倉時代の1199年から続くとされ、同地区の21戸が交代で当番を担う。

【写真説明】全員で豪快に笑って、今年のつらい出来事を忘れる参加者




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