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被爆者要望「聞く会」 時間短縮 抗議へ '06/7/14

 ▽7団体 首相に文書で

 八月六日に広島市が政府首脳を招いて開く「被爆者代表から要望を聞く会」の時間短縮を厚生労働省が打診している問題で、二つの県被団協など被爆者七団体は十三日、小泉純一郎首相に抗議文を送ることを決めた。四年連続欠席している首相の出席も要請する。

 中区の広島平和会館であった会議で、「時間短縮を認めるわけにいかない」などの意見が出され、来週中にも抗議文を送ることを決めた。市によると、厚生労働省は理由を示さず、従来の四十五分間を三十分に短縮するよう求めている。

 首相の出席要請について、七団体は今まで、市を通じて国に伝えていたが、小泉首相の平和記念式典への出席が最後となる見込みから、直接ただすことにした。

 県被団協の坪井直理事長は「政府は、原爆が過去のことだと思っているのではないか。短縮どころか、時間の延長を求める。首相も最後に被爆者の声を直接聞き、核兵器が何たるかを腹の底から考えてほしい」と訴えている。(滝川裕樹)


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