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母の被爆死 61年ぶり確認 English '06/8/2

 ▽原爆資料館罹災者名簿公開 遺族胸なで下ろす

 原爆で行方不明になった人々の消息を捜す手掛かりとなる「原爆罹災(りさい)者名簿」の公開が一日、広島市中区の原爆資料館東館で始まった。六日まで。

 用意した名簿は、一九六八年に広島東署で見つかった「原爆死没者検視調書」や、周辺の町村役場や病院などが作った八十三点。計二万三千三十九人の名前や住所、死亡日時、場所、携帯品などが細かく記されている。

 この日、訪れた中区のタクシー運転手津田利彦さん(63)は、当時二十四歳だった母が勤務先の旧県産業奨励館(原爆ドーム)で亡くなったことを東署の検視調書で確認した。「長い間捜していた。ようやく母の名が見つかり、ほっとした」と涙ぐんでいた。昨年は六日間で九十九人が訪れ、うち十五人が肉親の名前を見つけた。

 会場では、原爆慰霊碑に納められている原爆死没者名簿への登載申請と確認、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館への遺影の登録も受け付けている。(ラン・ショウウ)


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