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子の視点で原爆詩朗読 2日中区で舟入高生徒 '06/8/2


 原爆で親を失った子どもの悲しみを、同世代に伝えたい―。舟入高(広島市中区)の演劇部員六人が三日午後六時から、中区の原爆資料館東館のメモリアルホールで原爆詩を朗読する。一日、公演を企画した現職、元職のアナウンサーらでつくる「ひろしま音読の会」とリハーサルに臨んだ。

 音読の会のオリジナル台本「ヒロシマを朗読する」の中にある、親を失った子どもの目を通して被爆の惨状を表現した詩「少年のひろしま」(大平数子作)を抜粋した作品を十分間披露する。けが人の横たわる救護所、一面焼け野原の絵や写真をスライドで映し出したり、BGMを流したりして聴衆の想像力をかき立てる。この日は、アナウンサーらの指導で間の取り方を中心に練習した。

 公演のテーマは「しまってはいけない記憶〜被爆体験記を語り継ぐ〜」。会のメンバー十四人も出演する。演劇部が原爆劇を演じ続けてきたことを知る森岡三恵代表(50)らに「若い人に伝えるために、あなたたちに読んでほしい」と頼まれ、七月に入って練習してきた。一年三沢絢さん(15)は「少年の気持ちを考えるとつらい。友だちやほかの学校の人に伝えたい」と意気込んでいる。入場無料。(梨本嘉也)

【写真説明】)間の取り方や速さに気を付けながらリハーサルする舟入高の演劇部員


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