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児童、先輩の冥福祈る 中区で原爆慰霊祭 '06/8/4

 原爆の犠牲になった児童や教職員の慰霊祭が四日朝、広島市中区の平和記念公園南側の平和大通り緑地帯にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」前で開かれた。碑の建立が決まった一九七〇年から毎年営まれ、今年で三十七回目。

 午前八時からの慰霊祭には、遺族や市内五十九の小中学校などから約六百人が参加。秋葉忠利市長が「未来を担う子どもたちがヒロシマの心を継承し、二十一世紀をすばらしい時代にするために行動してほしい」と呼び掛けた。

 子どもたちを代表し、西区の庚午中三年、玉本翔大君(14)が「原爆の被害にあった人たちや、この像をつくった先輩たちの思いを受け継ぎ、平和や命の尊さを訴えていきたい」と誓った。

 続いて学校ごとに千羽鶴を碑前にささげ、参加者全員で「青い空は」を合唱。遺族が順番に碑の前に花などを手向けた。国民学校二年生だった妹を亡くした佐伯区の主婦渡辺妙子さん(73)は「何の罪もない子どもたちが、心ない人のために命を落とすことが二度とないように願っています」と話していた。(ラン・ショウウ)

【写真説明】ブロンズ像に折り鶴を手向け、犠牲者の冥福を祈る子どもたち=4日午前8時30分(撮影・増田智彦)


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