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忘れない、平和の重み ストーンウォーク1周年 '06/8/5


 平和への願いを込めた碑石を被爆地の長崎から広島まで運び、戦争反対を訴えた「ストーンウォーク」の到着一周年を記念する集いが四日、碑石が置かれる広島市中区幟町の世界平和記念聖堂の前庭で開かれた。

 集いには、昨年の参加者ら約二十人が参加した。経緯を記した説明板を除幕し、花束や折り鶴をささげた。ストーンウォーク・ヒロシマ共同代表の海老根勲さん(64)が「平和を求める人の心を紡ぎあう一歩だった。核をなくし、みんなが共生できる歩みを始めたい」とあいさつ。参加者のメッセージも披露された。

 昨年参加した広島国際大四年の東川愛美さん(22)は「人々の思いが詰まっていると思うと、とても重く感じた。その重みを忘れずに大切にしていきたい」と話していた。

 ストーンウォークは、米国の市民団体「ピース・アビー(平和のための修道の家)」の主催。昨年七月に長崎市の爆心地公園を出発、延べ約千五百人が碑石を山車にのせてゴールの原爆ドームに運んだ。(鴻池尚)

【写真説明】碑石に折り鶴をささげる参加者


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