広島市と海外十都市の若者が平和について意見交換し活動する「青少年国際平和未来会議ヒロシマ2007」が、八月三―十六日、市内や江田島市で開かれる。
姉妹都市のロシア・ボルゴグラード市、友好都市の中国・重慶市をはじめ、ポーランド・ポズナン市などから三十八人が参加。地元からは高校生や大学生三十人が出席する。
八月四日には二〇二〇年度までの核兵器廃絶に向けた署名に取り組む。地元の若者が手作りした全長七メートルのこいのぼりを台紙として使い、うろこ状の紙に署名してもらって張る。広島市民球場(中区)での広島東洋カープ公式戦にも出向き、観客に協力を呼び掛ける。
八、九両日は原爆資料館東館(同)でシンポジウムを開き、参加者が自国の平和教育の現状を報告し合う。十日はアステールプラザ(同)に広島大など県内四大学の学長らを招き、平和文化創造をテーマに意見交換してもらう。一般にも公開し、無料で入場できる。
未来会議は〇五年、広島国際青少年協会などでつくる実行委員会が初めて開き、昨年は広島の青少年を海外派遣した。同協会Tel082(291)7111。(田中美千子)
【写真説明】未来会議の開催に向け、署名用のこいのぼりを準備する参加者
    
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