核兵器廃絶を訴えながら広島を目指して歩いた日本原水協などの「国民平和大行進」が四日、広島市中区の平和記念公園に到着した。
全国で十一コースあり、到着したのは東京や富山県から広島を目指した四コースの約四百人。「核兵器なくせ」「子どもたちに平和な未来を」などと書いたのぼりや横断幕を手に、次々と原爆資料館南側にゴールした。集会では東京―広島間を歩いた横浜市の無職竹田昭彦さん(67)が「広島に近づくにつれて平和への思いが強くなっていった。核兵器のない世界が実現するよう力を合わせよう」と呼びかけた。
この日は、広島県生活協同組合連合会など六団体の「市民平和行進」の約三百人も広島市内を歩き、平和記念公園の原爆供養塔前で集結式を開いた。(金井淳一郎)
【写真説明】平和記念公園に到着した原水協系の国民平和大行進の参加者たち
    
|