民主党の鳩山由紀夫代表は6日、広島市中区の平和記念公園であった平和記念式典に参列した。原爆資料館を見学した後、広島県被団協(坪井直理事長)と懇談した。
中区で坪井理事長たち5人から被爆体験を聞いた鳩山氏は「被爆者が1日でも長く幸せに暮らしていける態勢を、政府がつくるのが当然の責務だ」と励ました。
鳩山氏は記者団の取材に応じ、原爆症認定集団訴訟の解決に向け麻生太郎首相と日本被団協が交わした合意について「前進したことは評価するが、課題が残っている」と指摘。認定審査待ちの被爆者が約7600人に上る現在の認定制度を改める必要があるとの考えを示した。
確認書に盛り込まれた敗訴原告を救済するための議員立法に対しては「協力することにはやぶさかではない」との姿勢をみせた。
【写真説明】坪井理事長(右)と意見を交わす鳩山代表
    
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