世界の核情勢紹介
広島の市民団体が冊子
五月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、広島市の市民団体「ボイス・オブ・ヒロシマ」が、世界の核情勢などを紹介する冊子「NPTの今日と明日」を発行した。
A5判で二十ページ。前回(二〇〇〇年)の再検討会議が核兵器廃絶の「明確な約束」を最終文書に盛り込んだことを紹介し、「世界中の市民と連携し、核廃絶が進むよう声をあげていく必要がある」と強調している。また、平和市長会議(会長・秋葉忠利市長)が二〇二〇年までの核兵器廃絶を目指して提唱している緊急行動の概要を説明し、NPTの条文全文も掲載した。
会の増田千代子代表(53)=安芸区=は二十九日から五月五日まで米ニューヨークを訪問。再検討会議に関連して開かれる市民集会などの様子を撮影し、会のホームページ(HP)で発信する予定だ。
冊子は三月半ばに七十部を作り、二百部を追加製作中。一部二百円。増田代表TEL082(892)3386。HPのアドレスは、http://blog.goo.ne.jp/p-h-21
(2005.4.13)