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官民40席 特産品販売も
「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社・広島東洋カープ主催)の第二回選考委員会(委員長・多田公煕広島県体育協会会長)が二十八日、広島市中区の中国新聞ビルであった。官民で年間指定席を購入し、毎試合広島市民球場(中区)に繰り出す「庄原市カープ応援隊」が五月の受賞者に決まった。
カープ支援のため地元の商工会議所や観光協会を軸に協力金を募り、センタースタンドの四十席を購入し応援。今年から球場での特産品販売にも取り組んでいる。昨春の合併まで別の自治体だった旧比婆郡五町、総領町の住民も多く参加し、「新庄原市」の一体感醸成にも貢献した。
選考委員会では、十一団体・個人の応募内容を審査。「声援で球団を後押しするだけでなく、地域の団結や元気も生み出した」と、同応援隊の受賞が決まった。五日、市民球場での中日戦の前に、グラウンド上でマーティー・ブラウン監督らが表彰する。
同応援隊の塩本誠二実行委員長は「実にうれしい。住民の親睦(しんぼく)が深まったほか、古里のPRもでき、球団にはむしろ感謝している。今後もカープを核にした交流を広げていきたい」と喜んでいた。(下山克彦)
(2006.4.29)
球場と古里 熱意で結ぶ−表彰式−
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