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プレゼントされたかつらをかぶるブラウン監督(右端)のパフォーマンスに大喜びの廣島赤アフロ隊メンバー(撮影・高橋洋史)
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広島東洋カープを軸に地域を考えるグループやファンをたたえる「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社・カープ主催)の第三回表彰式が十日、広島市民球場(中区)での楽天戦前にあった。赤いアフロヘアーのかつら姿で応援し、試合後は客席のごみ拾いに励む「廣島赤アフロ隊」(約四十人)に表彰状などが贈られた。(門脇正樹)
おちゃめに監督 かつら姿
式はグラウンドであり、中四国、関東から集まった同隊員の会社員や看護師、幼児ら二十五人が出席。中国新聞社の川本一之社長が「試合後の清掃は市民球場を愛する心の表れ。球団がある街の財産です」と表彰し、賞金十万円を手渡した。マーティー・ブラウン監督も応援グッズを贈呈。隊員から返礼に受け取ったかつらをその場でかぶるパフォーマンスもあり、球場全体に笑顔が弾けた。
廣島赤アフロ隊は昨年春、「市民球場をより赤く、より楽しい場所にしよう」と発足した。ユニークないでたちで客席を盛り上げる一方、持ち寄ったポリ袋にごみを分別収集。球団を陰ながら支援してきた。
隊長の宮本泰博さん(43)=広島市西区=は「カープに評価された上、客席の皆さんからも温かい拍手を受け、こんなにうれしいことはない。今後もALL―INの精神で頑張ります」と目頭を熱くしていた。
(2006.6.11)
第3回大賞「廣島赤アフロ隊」に決定
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