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車体に躍るロゴ・マスコット
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無料招待の広島経済大の学生を運んだカープバス(6月13日、広島市民球場前)
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「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社・広島東洋カープ主催)の第四回選考委員会(委員長・多田公煕広島県体育協会会長)が三十日、広島市中区の中国新聞ビルであった。球団ロゴマークやマスコットを車体に躍らせ、広島市安佐南区内を走る「カープバス」が七月の受賞者に決まった。
同区内の団地を結ぶ第一タクシー(中冨祐二社長)が今春、千二百万円を投じ路線バスを新調。車体に「カープ坊や」や「スラィリー」を描き、車内は応援グッズや試合日程表とカープ一色。運転手もユニホーム姿で乗務する力の入りようだ。「球団を軸に地域のつながりを」と、バス利用の親子や大学生を球場に無料招待するなど、球団応援企画も実現してきた。
選考委員会では、十八団体・個人の応募内容を審査。「カープを広島の財産ととらえ、地域と球団のきずなづくりに心を砕く姿勢を高く評価したい」として、受賞が決まった。六日、広島市民球場(中区)でのヤクルト戦前に、グラウンド上でマーティー・ブラウン監督らが表彰する。
中冨社長(62)は「実にうれしく思う。地域で生きる企業としてこれからも応援企画を続け、満員の市民球場が実現する一助となれるよう頑張りたい」と受賞を喜んでいた。
(2006.7.1)
ファン誘い夢運ぶ−表彰式−(2006.7.7)
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