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中国新聞社の川本社長(右から2人目)から表彰状を受け取る粟屋ゼミの学生たち(撮影・荒木肇)
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「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社、広島東洋カープ主催)の第五回表彰式が二日、広島市民球場(中区)でのヤクルト戦前にあった。同球場で千二百人を超す観客の動向調査を実施し、分析結果を球団に提出した比治山大短期大学部(東区)粟屋ゼミが表彰された。
女子学生十人と粟屋仁美助教授が「ALL―IN」などと手書きしたキャップをかぶって式に臨んだ。中国新聞社の川本一之社長は「調査は球団経営に役立つだけでなく、まちづくりのヒントになります」と表彰し、賞金十万円を贈呈。マーティー・ブラウン監督が笑顔で学生たちに応援グッズをプレゼントした。
渡辺美佳さん(19)は「ファンの皆さんが協力してくださったおかげ。まさに『ALL―IN』の精神だと思います」と感激していた。
「ドコカラキテ、ドコニムカウカ」と題した調査は学生たちが四〜七月の六試合で実施。毎回二百人前後に交通手段や観戦後の動向など十四項目を尋ね、七月に分析結果を球団に提出した。今後さらに分析を進め、広島市や県にも報告する予定だ。(門脇正樹)
(2006.8.3)
第5回大賞「比治山大粟屋ゼミ」に決定(2006.7.28)
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