|
応援通し友情はぐくむ
「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社・広島東洋カープ主催)の二〇〇七年度第一回選考委員会(委員長・多田公煕広島県体育協会長)が二十九日、広島市中区の中国新聞ビルであった。広島市民球場(中区)で大学の枠を超えた応援を重ね、友情をはぐくんでいる学生サークル「エントランス」を本年度初の受賞者に選んだ。
選考委では、川本一之中国新聞社社長が「地域をもり立て、カープ応援熱を高める核となる賞にしたい」とあいさつ。多田委員長▽曽根幹子広島市立大助教授▽作家の迫勝則氏▽カープの松田元オーナー▽兼重収中国新聞社編集局長が、応募のあった十六団体・個人を審査。エントランスについて「若さで球場を盛り上げ、年間を通じて、カープとかかわっている」と高く評価した。
エントランスは昨年五月に発足。二十の大学・専門学校を中心に約六十人が毎月の観戦会や選手を交えたオフの交流会を開いている。代表で広島女学院大三年藤田奈穂子さん(21)は「受賞を機に仲間を増やしたい」と喜ぶ。表彰式は四月五日、市民球場での横浜戦前にあり、マーティー・ブラウン監督らが表彰状と賞金十万円などを贈る。
(2007.3.30)
|