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ブラウン監督(右端)に手作りの応援ボードを渡し、笑顔で握手をする大石さん(撮影・藤井康正)
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「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社、広島東洋カープ主催)の第二回表彰式が三十日、阪神戦を前にした広島市民球場(中区)であった。「球場へ行こう」を合言葉に、通所者約八十人が応援歌でリハビリに励んでいる同市安芸区の「津丸内科デイサービスセンター」のお年寄りたちが表彰状を受け取り、念願だった球場での観戦を果たした。
グラウンドでの式には、通所する十七人が家族や職員に付き添われて出席。中国新聞社の川本一之社長が「球団草創期から温かい声援を送り、今も観戦を目標に健康体操に励んでおられる姿は選手たちに勇気と元気を与えます」と表彰状を読み上げ、賞金十万円を贈った。
マーティー・ブラウン監督がカープグッズを贈呈。代表して最高齢となる百四歳の大石菊子さんが、色紙を使って「カープ坊や」をデザインした手作りの応援ボードを監督に手渡し、握手を交わした。
大石さんたちは一塁側内野席で六回まで観戦。エース黒田博樹投手の熱投や前田智徳選手らの本塁打攻勢に、メガホンをたたいて盛り上がった。大下カツヨさん(85)は「観戦は十数年ぶり。にぎやかな雰囲気が楽しい」と喜んでいた。
(2007.5.1)
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