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地域づくり 連帯強く
中国新聞・カープALL―IN大賞(中国新聞社、広島東洋カープ主催)の今季第四回の選考委員会が二十九日、広島市中区の中国新聞ビルであり、ウエスタン・リーグのカープ戦を毎年、誘致し、地域づくりに貢献している広島県北広島町の「どんぐりクラブ屋台村」の受賞が決まった。七月七日、広島市民球場(中区)である横浜戦の前に、マーティー・ブラウン監督らが表彰状や賞金十万円などを贈る。
旧豊平町を拠点に二〇〇三年に誕生した会員制スポーツクラブで小学生から八十歳代までの約五百人が登録。地元の「どんぐりスタジアム」でファームの試合を開いている。若手選手の応援を通じて交流の輪も広げ、五年目の今季は今月十七日に対阪神戦を開き、約三千二百人を集めた。
選考委は、十八団体・個人からの応募を審査。カープを題材に地域づくりに工夫を重ね、連帯を強めている姿を高く評価した。屋台村の竹丸学理事長(57)は「地域みんなの頑張りが認められ、うれしい」と喜んでいる。(門脇正樹)
(2007.6.30)
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