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中国新聞・カープALL―IN大賞(中国新聞社、広島東洋カープ主催)の第六回選考会が二十九日、広島市中区の中国新聞社であり、カープと同じデザインのユニホームで活動する女子軟式野球チーム「広島レッズ」の受賞が決まった。九月七日、広島市民球場(中区)での横浜戦前に表彰式があり、マーティー・ブラウン監督らが表彰状や賞金を贈る。
全日本女子軟式野球連盟に加盟する広島県内唯一のチームで、広島市を中心に小学六年から三十代まで約二十人がいる。「女性が本気でプレーできるチームを」と二〇〇三年三月に結成、カープのチームカラーから「レッズ」と名づけた。
毎年夏の全国大会に五年連続で出場している。メンバーはユニホーム姿でカープの試合を観戦し、応援しながらプロの戦術も学んでいる。カープOBが練習に激励に訪れるなどの交流もある。
選考委は十六団体、個人の応募を審査。カープにチームの姿を重ね、女子野球に取り組む姿勢を評価した。主将の会社員井上美由紀さん(27)=広島市中区=は「励みになる。競技人口が少ない女子野球を盛り上げるきっかけに」と話していた。
本年度の月間大賞の選考は今回が最後。十月に年間大賞を決める選考会がある。(金井淳一郎)
(2007.8.30)
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