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広島市民球場前で地元の特産品を販売する由宇協力会のメンバー=左側(5月18日)
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特別賞に「秀樹と吾一」 姉妹で応援歌
「中国新聞・カープALL―IN大賞」(中国新聞社・広島東洋カープ主催)の年間大賞と特別賞が十八日決まった。二軍練習場がある岩国市由宇町で地域ぐるみで応援する「広島東洋カープ由宇協力会」が年間大賞、オリジナル応援ソングでエールを送っている姉妹デュオ「秀樹と吾一」が特別賞に選ばれた。
由宇協力会は、由宇練習場が完成した一九九三年、地元住民が「将来のスター選手を応援し、町おこしにつなげよう」と結成した。現在、会員は約百人。練習場でのウエスタン・リーグの試合を応援、一軍公式戦がある広島市民球場では特産品を販売し、試合盛り上げにも一役買っている。
選考委は「これから伸びていく若手選手を温かく応援し、球団を下支えする活動は大賞にふさわしい」と評価。友田洋会長(64)は「地道な活動が認められ、大きな励みになる」と喜んでいた。
「秀樹と吾一」は、広島市安佐北区の会社員江畑美保さん(42)と妹で安芸高田市の主婦土居佳代子さん(39)のコンビ名。応援ソングを地域イベントや、市民球場の試合前でも披露している。
ユニークな歌詞とオリジナル曲を澄んだハーモニーで奏でる応援が評価された。土居さんは「大好きなカープやファンにのためにも歌い続けたい」と話している。
十一月二十三日に市民球場で開かれるファン感謝デーで表彰式がある。
ALL―IN大賞は昨年三月に創設。選考委はこの日、「球団とファン、地域をつなぐ役割を十分に果たした」として、本年度での終了を申し合わせた。月間大賞十二団体、年間大賞、特別賞各二団体の計十六団体が選ばれた。(金井淳一郎)
(2007.10.19)
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