100倍楽しむ〜 ファンの助言編 〜

大会選び  神楽大会は、1つの神楽団が複数の演目を上演する秋祭りなどと違い、各地の神楽団を一度に見比べることができるのが魅力。大会によって演目数の多少はあるが、5演目前後なら、初めてでも飽きることなく楽しめるのでは。大きな大会では屋台が並び、子どもも喜ぶが、小ぶりな会場の方が舞台との一体感を味わえる。写真やビデオの撮影が可能かどうかも、一つの判断材料になる。
大会選び

席選び  はやしが見える側の席に座った方が、より楽しめる。勇壮なばちさばきを見せる大太鼓やリズムを刻む手打ちがねなど、はやしにも動きがあるからだ。舞台に向かって左にはやしが並べば、対角線の右側の席が望ましい。はやしの位置は、神楽団ごとに違うので要注意。舞台の世界にどっぷり浸れるよう、後ろの方より、できるだけ前の席で見るようにしている。
席選び

鑑賞グッズ  いすが用意されている大会もあるが、床に座るケースが多く、座布団や背もたれがあると便利。毛布を準備しておくと、夜通しの神楽では防寒対策になり、席取り用にも使える。仲間同士で飲食物を持ち寄り、わいわいつまみながら見るのも楽しみの一つ。演目のストーリーなどが書かれたパンフレット類も幕あいなどに目を通せば舞台への理解が深まると思う。
鑑賞グッズ

写真  良い機種に越したことはないが、一般的なカメラでも撮れる。大半はフラッシュ撮影が禁止されているので、口上を述べている場面や形を見せているシーンなど、止まっている時が撮りやすい。デジタルカメラなら、少し早めにシャッターを押すのがこつ。多く写せば、満足できる写真が何枚かあるはず。HPには神楽団の了解を得て載せるようにしている。
写真

神楽歌  舞の途中、大太鼓を筆頭に、はやし方が神楽歌を歌う。五句三十一音の短歌が一般的だが、同じ句を繰り返して歌うこともあり、神楽団ごとに節回しは違う。BGMとしても心地良いが、耳を澄ませて聞いてみると、自然や春夏秋冬などの情景が盛り込まれている。見るだけではなく、耳で聞き、演目の時代背景などへ想像を膨らませると、楽しさが増すと思う。
神楽歌


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